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アイブロウリストに向いている人とは

パーツ美容の中で眉のスペシャリストとなるアイブロウリスト。専門サロンも増えており、今後の活躍が期待できます。ここでは、どのような人がアイブロウリストに向いているのかについて解説します。

手先が器用で丁寧な作業ができる人

アイブロウリストは、眉のカット・ワックスによる除毛・脱毛などの繊細な作業を行うにあたり手先が器用であること、そして丁寧な作業ができることが求められます。

ただし、技術を持っていてもお客様の希望を叶えられなければ意味がありません。お客様の要望を正確に把握するためのコミュニケーションスキルがあることも重要になります。

常に流行に対する
アンテナを張っておける人

眉の形には流行があります。今の流行に合う眉をデザインするため、常に流行を意識しておきましょう。

また、流行に合わせるだけでなくお客様に似合う眉を作るデザイン力も求められます。

メイク・骨格・毛周期などの
知識をきちんと学べる人

アイブロウリストは、顔のバランスや骨格などから眉をつくりあげていきます。ですから、メイクはもちろん骨格に関する専門的な知識も必要になってくるのです。

定期的なメンテナンスを考えると、眉の毛周期についての知識も必要となります。アイブロウリストは、眉のスペシャリストとなるための知識取得を惜しまない人、しっかりと勉強できる人でなければいけません。

スキルアップやキャリアアップを
目指している人

お客様の眉をカットするためには、美容師国家資格が必須です。美容師国家資格を取得した上で、アイブロウリストとしての資格として民間資格の取得を目指す人もいます。

つまり、アイブロウリストは美容師として働くプラスαの部分になるため、スキルアップやキャリアアップを目指す人に向いていると言えます。

眉毛専門サロンでの就職を希望する人

眉毛専門サロンで働きたいのであれば、やはりアイブロウリストの資格を持っておくと良いでしょう。

アイブロウリストのスクールも増えています。まずは資料請求して、自分に合うスクールを選ぶことから始めましょう。

美容室で働く上でスキルアップを希望する人

美容師国家資格を持っているので、もちろん美容室でヘアカットやカラーなどを行う美容師として働く道もあります。その中で、アイブロウリストの資格を取得すればヘアの仕事をメインとしながらアイブロウリストの仕事を行うこともできます。

美容室の中でアイブロウ希望のお客様を任せてもらえる可能性も高くなり、美容師としてスキルアップが目指せるでしょう。また、眉毛を専門として働きたいと思えば眉毛専門サロンへ転職する道もあります。

アイブロウスタイリングとは

余分な産毛やムダ毛を脱毛することを指すアイブロウスタイリング。ワックスや毛抜きを使用して脱毛すると透明感が生まれ、清潔感のある仕上がりになります。特にワックスを使用した眉スタイリングは簡単にデザインでき、形状をキープしやすいです。若い世代を中心に、顔の印象を決定づける部位である眉の手入れを丁寧にするする傾向が広がっています。

ブロウラミネーション

パーマをかけて眉毛の流れを変えることで、眉の形を思い通りに整えやすくするための施術を、ブロウラミネーションといいます。具体的には、横向きや下向きになってしまっている眉毛の向きを変えていく施術となります。

お客さんの希望に応じて、さまざまなタイプの形に仕上げることが可能です。与える印象もそれぞれ異なります。ブロウラミネーションはお客さん自身の眉毛を活かす施術なので、不自然さのない、ムリなくなじむ素敵な眉毛になるよう整えることが可能です。

ブロウラミネーションのメリット

施術をおこなうことでお客さんが得られる主なメリットとして、次のようなものがあげられます。

  • 眉毛の向きを変えられる。
  • ボサボサ眉を改善するためのアプローチができる。
  • 眉の形を思い通りに整えやすくなる。
  • メイクにかかる時間を短縮しやすくなる。
  • 左右の眉の形や濃さなどを同じにできる。

ブロウラミネーションのデメリット

把握しておきたいデメリットも、いくつかあります。

  • 眉毛が生えていないお客さんには施術をすることができない。
  • 眉毛量が少ないとフワッと仕上げるのは難しい。
  • 普段は問題ないが、洗顔後など眉毛が濡れているときには下がりやすくなる。
  • 眉毛が生えていない部分があると、上手に仕上げるのが難しい。

アイブロウスタイリングのメリット

お客様にアイブロウスタイリングを勧めるためにも知っておきたい、アイブロウスタイリングのメリットについて紹介します。また、お客様がアイブロウスタイリングにどのようなことを求めているのかを知るうえでも、アイブロウスタイリングのメリットについて押さえておくと良いでしょう。

骨格に適した眉を手に入れられる

アイブロウスタイリングを行うメリットの一つに、自分の骨格に適した眉を手に入れられることがあります。眉毛スタイリングを手がけるアイデザイナーは、骨格をチェックして魅力を引き出す眉ラインを提案しています。骨格に合わせて眉毛をデザインすることには、顔が小さく見えたり、目元がぱっちりしたり、鼻が高く見えたりなど、さまざまな嬉しい効果があります。

自分に合うメイクが見つからなかったり、眉毛のアプローチの仕方が分からなかったりする方は、一度アイブロウスタイリングを試してみると良いかもしれません。プロが施術してくれるため、自分で剃りすぎる心配がないのもポイントです。

痛みが少なく剃り跡が残らない

比較的痛みが少なく剃り跡が残らない点もアイブロウスタイリングのメリットです。自分で1本1本抜いて処理している場合、毎回痛みに耐えなくてはなりませんが、ワックス脱毛は毛を抜いて処理するより痛みが小さいです。処理にかかる時間も少なく、脱毛後もしっかりケアをすればお肌を健やかに保てます。

加えて、剃り跡が残らないのも利点であり、これはアイブロウスタイリングが毛根から毛を処理していることによります。カミソリで処理すると毛根が残ってしまい、断面が黒くなってしまいますが、ワックス脱毛は根元から毛を抜き去るため黒くなりません。そのため、剃って処理をするよりも肌が明るく見えたり、眉毛が整ってみたりなど仕上がりの美しさがアップします。

美眉を長期間キープできる

1回の施術で美しい眉毛を長期間キープできるアイブロウスタイリング。カミソリで処理すると、短期間で毛が生えてきてしまい、目立つ度に処理をしなくてはならないため面倒です。その点、アイブロウスタイリングは一度ケアすると3~4週間ほどきれいな状態をキープできます。一度の施術で長期間美眉を維持できるのは、眉毛をケアする時間を作るのが難しい女性にとって嬉しい要素でしょう。

自然な感じのまま整えられる

アイブロウスタイリングでは眉毛を根本から脱毛するため、カミソリでの処理と違い、生えてくるのは自然な細い毛です。太い毛が生えてくるカミソリでの処理だとせっかくの仕上がりが台無しになってしまうと悩んでいる方は、自然な感じの眉毛をキープできるアイブロウスタイリングなら満足いく仕上がりを期待できます。

アイブロウスタイリングの持続期間

アイブロウスタイリングの持続期間には個人差があるものの、通常2週間~4週間程度は持つとされています。4週間程度の間隔でアイブロウスタイリングを受けることで、理想的な眉毛を維持することが可能です。

アイブロウスタイリングの流れ

アイブロウスタイリングをサロンに導入した際、どのような流れで施術を行っていくのかについて紹介します。

1.カウンセリングを行う

お客様に合った眉をスタイリングするために、カウンセリングで骨格やライフスタイルを確認します。カウンセリングが終わったら、事前ケアとしてアイブロウワックスの刺激から肌を保護するためのファンデーションをしっかりと塗っていきます。

2.眉を測って形をつくる

骨格に合わせて、眉頭・眉尻・眉山を測定。その後、お客様の特徴に合った眉ステンシル(眉の型紙)を使い、眉を形成していきます。眉を形成したら、正面から左右の形や高さなどが対称になっているかを確認。お客様にも確認してもらいながら、最終チェックを行います。

3.不要な眉毛をワックスで除去する

最終チェックが完了したらアイブロウワックスを使って、不要な部分の眉毛を除去します。アイブロウワックスは根本から脱毛する施術で、シートタイプや液体タイプなどさまざまな種類があり。アイブロウワックスで根本から処理することで余分な眉毛が生えるペースが遅くなり、きれいな仕上がりを維持できます。

4.カットで眉毛を整える

眉ラインを細かくチェックして眉の形を整えたら、眉をカットしていきます。毛流れだけで美しいアーチを表現できるように、眉アーチに合わせて整えていきましょう。

5.肌をクールダウンさせる

アイブロウワックスは肌に刺激を与えるため、タオルで冷やして肌をクールダウンさせましょう。肌に赤みが残っている場合は、コンシーラーとパウダーファンデーションを塗って赤みが目立たないようにします。

6.眉メイクで仕上げる

眉を形成するときに使ったものと同じ眉ステンシルを肌にあて、足りない部分をパウダーとペンシルで補っていきます。ハイライトペンシルを使って眉が際立つようにメイクしたら、アイブロウジェルで毛流れを整えましょう。お客様が納得できるアイブロウスタイリングが完了したら、前髪を整えて完成です。

施術に使用するもの

  • 眉毛のテンプレート…理想的な眉毛のイメージを共有するために活用
  • アイペンシル…正確な施術を行うために使用。また眉毛のガイドを作る際にも活用
  • ワキシングオイル…施術後に、汚れ・毛穴の詰まりを除去し脱毛後のトラブルを防ぐために使用
  • ワックス剤…ムダ毛や産毛の脱毛時に使用
  • ワックスウォーマー…適温や最適な粘土にするために使用
  • 木製スティク(スパチュラ)…ワックスを塗布する際に使用
  • ワックスペーパー…ムダ毛や産毛の脱毛時に使用
  • ワキシングパウダー…施術部分の肌を保護するために使用
  • ツィザー…ワックスで除去できなかったムダ毛を処理する際に使用
  • 専用シザー…まつ毛の長さ調整や最適なフォルムバランスを整えるために使用

上記のようなアイテムが使用されています。

お客さんに施術できないケースもある

ブロウラミネーションの施術を提供できない場合もあります。この施術は、お客さんが眉毛のお手入れを2週間以上していない状態のときのみ行うことが可能です。そのため、手入れ後間もないタイミングで来店された際には、2週間分毛を伸ばしてからまた来店してもらうよう伝えます。

また、フォトフェイシャルやケミカルピーリングといった施術を受けてから、2週間が経過していない場合も施術を提供できません。ワックス処理をすることができないため、施術のタイミングをあとにずらす必要がある、という旨を説明することになります。

お子さん連れのご来店についても検討する

お子さん連れのお客さんへの施術を断っている店もあります。というのは、施術に使用する道具は先がとがっているなどして、子どもには危ないのです。特に、充分なスペースを店内に確保できない場合は、対応するための環境を整えるのは簡単ではないでしょう。

とはいえ、お子さん連れに対応できる店舗環境があれば、それは店舗にとっての大きな強みとなり得ます。ですから、対応をどうすべきかについては、じっくりと検討しておくことが大切です。

お客さんの肌の状態は確認しておく

お客さんの肌質が乾燥肌だったり、あるいは肌トラブルが起こっている状態だったりする場合には、施術の提供は避けることをおすすめします。さらに肌に負担をかけてしまうリスクがあるためです。また、お客さんの肌がかなり薄い場合なども、施術には注意が必要です。

自分のサロンをお客さんに選んでもらうためには

選ばれるサロンを作るためには、「骨格に合った眉をデザインする」「肌に優しいワックスを使う」「アドバイスする」「トータルでメニューを提供する」などのポイントを押さえることが大切です。具体的に一つ一つのポイントを見ていきましょう。

骨格に合った眉のデザイン

人によって骨格は異なるため、似合う眉の形も違ってきます。どんなに流行の眉の形で合っても、骨格に合っていなければ不自然な仕上がりになるでしょう。ただ眉だけを見てデザインを決めるのではなく、骨格や顔のパーツなど全体のバランスを考慮したうえで似合う眉をデザインしなければなりません。

だからこそ一人ひとりと向き合いながら、丁寧にヒアリングしつつ、本当に似合う眉のデザインを提案することが大切です。

肌にやさしいワックス

ワックスと言えば、どうしても熱い・痛いなどのマイナスのイメージを抱く方も少なくありません。もちろんブラジリアンワックスなどは比較的高い温度で使用するため、皮膚が薄い箇所であれば熱いと感じてしまうでしょう。

しかしワックスによっては低温で使用出来るタイプもあり、肌へのストレスを抑えた脱毛もできます。とくに敏感肌の人もいるので、できる限り肌に優しいタイプをしようするようにしましょう。痛みに弱い方も多いため、痛みへの配慮も必要となります。

お客さんへ眉メイクのアドバイスをする

眉を仕上げるのはメイクです。どんなに眉の形を綺麗に整えたとしても、メイクが上手くいかないと意味がありません。だからこそ自宅に帰っても綺麗に眉が描けるように眉メイクの方法を丁寧にアドバイスしましょう。

人によっては朝メイクの時間がないという方もいるので、単に丁寧な眉メイクを教えるのではなく、ライフスタイルに合った方法をアドバイスすることが大切です。メイクが苦手な方や朝忙しい方に対しては、シンプルなメイク法を提案すると良いでしょう。

眉とまつげトータルで「似合わせ」メニューを提供する

眉が綺麗に仕上がると、今度は他のパーツが気になるものです。そのため眉だけでなく、まつげなどトータルで似合うメニューを提供するようにしましょう。目元の雰囲気を変えるだけで、顔全体がパッと華やかになることも。理想的な顔のイメージを抱く方に施術する場合は、理想に近づけるメイク法などを提案してみると良いでしょう。そうすることで他のサロンにはない差別化を図れます。

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