公開日: |更新日:

アイリストについて

近年、注目され始めている「パーツ美容」。その中でも、まつげのケアをすることで、目元を美しく整えるスペシャリストがアイリストです。詳しく紹介します。

アイリストとは

アイリストはまつげを整えるスペシャリストです。主な業務は、まつげパーマやまつげエクステなどの施術で、まつげを整え、目元を美しくすることです。基本的に美容師免許を持っていればサロンや美容室で施術を行うことができますが、まつげケアの技術や専門知識を身に着けたり、まつげエクステンション,安全技師などの資格を取得することで、プロのアイリストとしてスキルアップすることも大切です。

アイブロウリストとの違い

アイブロウリストとアイリストの違いは、整える顔のパーツの違いです。アイブロウリストは眉毛を整える専門職、アイリストはまつげを整え、目元を美しく見せる専門職です。同じパーツ美容ではありますが、施術内容や専門の知識などにも違いがあります。アイブロウリストとして眉毛を理想の形に整えるには、フェイスバランスや骨格、筋肉の動きなどを見極める知識が必要になります。目元のキワを施術するアイリストの場合は、美容師としての器用さや、衛生面の知識が不可欠など、それぞれ身に着ける技術や知識も変わってきます。

アイリストの資格を紹介

アイデザイナー技能検定試験(JECA)

2007年に設立した日本まつ毛エクステンション認定機構(JECA)が主催、認定している民間資格です。加盟しているサロンも多く、歴史も古いので、取得することでアイリストとしての就職が有利になる可能性があります。

  • 安全技術師
  • まつ毛エクステンション3級
  • まつ毛エクステンション2級
  • まつ毛エクステンション1級
  • 認定講師

合格者には認定証が授与されます。

安全技術師

まつ毛エクステンションの技術において、その技術だけではなく施術者の態勢・姿勢、用具の取り扱い、衛生管理、装着状態の適切さなど、基本的な知識および技能を有しているかどうかを証明する資格です。実技試験では指定のウィッグを使用します。

まつ毛エクステンション3級

衛生管理士および安全技術師の取得者のみ受験可能です。より正確な施術者の態勢・姿勢、用具の取り扱い、衛生管理、装着の正確性についての知識や技能を要します。実技試験では指定のウィッグを用い、実際のモデルを使用します。

まつ毛エクステンション2級

使用する用具・用剤の安全性や施術技術だけでなく、サロンワークとしての技能や知識、まつ毛エクステンション装着の正確性、デザインバランスなどのより実践的な能力・技術を有することを証明する資格です。3級取得者のみ受験でき、実技試験では実際のモデルを使用します。

まつ毛エクステンション1級

トップアイデザイナーとして相応しい、安定した技術、施術スピード、装着バランスやデザイニング力などの総合的な技能および知識を有することを証明する資格です。実技試験では2~3級と同様に、モデルを使用して行われます。

認定講師

アイデザイナー、アイリストとしての能力だけでなく、サロンワークとしての技術や知識、カウンセリング力、教育に対しての能力も有していることを証明する資格です。受験資格は1級保持者のみとされ、小論文と理事長や理事による面接の結果で合否判定がなされます。

参照:日本まつ毛エクステンション認定機構公式HP(技能検定試験

アイリスト技能検定試験(JEA)

2008年に設立した、日本アイリスト協会(JEA)が主催・認定する民間資格です。3級は美容師資格を持っていなくても受験することができるため、これからアイリストを目指す、という人にもお勧めです。プロとして施術を行えるのは2級以上となっており、1級合格は、難関であることも知られていて、2019年には合格率38%となっています。

  • ベーシックコース(3級)
  • スタンダードライセンス(2級)
  • プロフェッショナルライセンス(1級)
  • 認定講師

合格者には証明書(ディプロマ・ライセンスバッジ)が授与されます。

JEAベーシックライセンス

美容師免許御取得であっても受験可能な、まつ毛エクステンションにおいての基礎的な知識を有し、施術についての相談や問い合わせに対応ができることを証明する資格です。

JEAスタンダードライセンス

まつ毛エクステンションにおいて安全な施術を提供できる知識、技術を有していることを証明する資格です。サロンワークにて必要な毛髪学や衛生学、まつ毛の構造などの専門知識と、安全面における高い意識などが問われます。受験には美容師免許の取得が必須です。

JEAプロフェッショナルライセンス

まつ毛エクステンション施術においてトップレベルの総合的な技術と知識を有するアイリスとのみが取得できる資格です。実技試験では様々な種類のまつ毛エクステンションの施術や、特にデザインアレンジなどの幅広い施術が可能であることを示さねばなりません。受験には美容師免許の取得をはじめ、協会への入会や2級JEAスタンダードライセンスの取得が求められます。

参照:日本アイリスト協会公式HP(JEA技能検定試験概要

アイリストになるまでの流れ

美容師免許を取得済みの場合

美容師免許を既に取得している場合は、サロンでのアイリスト未経験者を対象とする研修を受けるだけでアイリストになれる場合があります。

サロンごとで研修期間は変わりますが、1~3ヶ月が目安といえます。アイリストは人手不足の状態であるため、期間を短く設定しているサロンもありますが、実際にアイリストとしての作業に慣れる期間には個人差がありますし、お客様の目元に触れる仕事ですから万が一のことがあってはいけません。

できるだけ研修を早く終わらせてアイリストデビューをしたいと思うかもしれませんが、研修内容をしっかり理解し、基本を身につけることが何よりの目的であることを意識し、訓練を積んで技術や知識を習得していきましょう。

美容師免許を取得していない場合

まつ毛エクステンションは専用の接着剤を用いますが、施術中に目に入る事故が相次いだため、厚生労働省はアイリストの道を歩むためには美容師免許を必須と定めています。そのため、美容師免許を取得していない場合はまず、この免許を取得しなければなりません。

美容師免許は国家資格です。取得するためには、通常は美容師養成施設(美容専門学校)に2年以上通い、卒業後に年2回実施される国家試験を受けます。試験内容は筆記と実技に分かれていますが、一度にどちらも合格しなければなりません。1年以上の実務経験があれば1年間の通学で国家試験を受けられるという例外もありますが、実務経験を積むこと自体免許がなければ難しいといえます。

養成のための学校については、アイリストの養成を目的とした専門学校もありますし、学費のために平日毎日の通学は難しいという人は通信教育制度や夜間課程もあるため、うまく活用すると良いでしょう。

まとめ

アイブロウリストにもアイリストにも共通していることは、女性の美をサポートする専門職であるということです。また、最近注目され始めたパーツ美容なので、これから需要が多くなる職業でもあるといえます。美容師としてスキルアップを目指すのであれば、どちらの資格を持っていても、仕事の幅が大きく広がることは間違いないでしょう。

ハイブリット受講できるから学びやすい!おすすめのアイブロウスクール
3選

最短20分で施術できる技術を
学びたいなら

ジャパンアイリストカレッジ
ジャパンアイリストカレッジの公式サイト画面
引用元:ジャパンアイリストカレッジ公式HP(https://www.jeyelistc.jp/)
おすすめポイント
看板メニューにできる時短技術が学べる!
「サロンの回転率を重視したい方」におすすめ。

歴史の長いスクールで技術を
磨きたいなら

ジャパンブロウティストスクール
ジャパンブロウティストスクール(JBS)の公式サイト画面
引用元:ジャパンブロウティストスクール公式HP(http://eyebrow.co.jp/index.html)
おすすめポイント
1991年に設立されたアイブロウスクール!
「歴史あるところで学びたい方」におすすめ。

スキマ時間を利用して
効率よく学びたいなら

セブンビューティーアカデミー
エールビューティーアカデミーの公式サイト画面
引用元:セブンビューティーアカデミー公式HP(https://7beauty-academy.com/)
おすすめポイント
最短28分で受講できるコースあり!
「短時間で効率よく受講したい方」におすすめ。

※セブンビューティーアカデミーは電話番号の記載なし

【調査対象】
2023年2月7日時点のGoogle検索「アイブロウスクール」の検索結果上位50位のうち、公式HPを確認できたスクール(30校)を調査。
そのうち、オフライン講座とオンライン講座の両方に対応している旨を確認できたアイブロウスクール(12校)に厳選。
【3校の選出基準】
・ジャパンアイリストカレッジ:12校の中で、導入できるアイブロウメニューの施術時間が最短(20分)
・ジャパンブロウティストスクール:12校の中で、設立年数が最長(1991年設立)
・セブンビューティーアカデミー:12校の中で、アイブロウコースの受講時間が最短(28分)